家や土地を買う前に知っておきたい用途地域と建築制限
「この家の隣って、将来何が建つんだろう?」
気になる建売住宅を見つけた。
間取りも好き。
日当たりもいい。
目の前には大きな建物もなく、静かで暮らしやすそう。
「ここ、いいかもしれないね。」
そんなとき、少しだけ想像してみてほしいことがあります。
「この周りには、将来どんな建物が建てられるんだろう?」
今は空き地でも、ずっと空き地とは限りません。
住宅が建つかもしれませんし、お店など別の建物が建つ可能性もあります。
そこで知っておきたいのが、用途地域です。
名前だけ聞くと難しそうですが、考え方はそれほど難しくありません。
用途地域とは「このあたりは、こんな街にしましょう」というルール
もし、住宅のすぐ隣に大きな工場が建ったり、静かな住宅街の真ん中に突然大規模な商業施設ができたりしたら、暮らしに大きな影響が出ますよね。
そこで街をいくつかのエリアに分け、
「ここは住宅を中心とした街にしましょう」
「ここはお店なども建てられる街にしましょう」
「ここは工場なども建てられるエリアです」
と、土地の使い方にルールを設けています。
これが用途地域です。
つまり家探しをしている方なら、
「この土地だけではなく、周りにどんな建物が建てられる場所なの?」
を知るための情報の一つだと考えると分かりやすいと思います。
同じ所沢市でも、建てられるものは同じではありません
「所沢で家を探しています。」
といっても、すべての土地に同じルールがあるわけではありません。
例えば、住宅を中心とした地域もあれば、住宅と店舗などが混在する地域もあります。
さらに場所によっては、用途地域とは別に地区計画という、その地域独自の街づくりルールが設定されている場合もあります。
所沢市では現在、市内の地区計画と計画図を公開しています。地区計画のある区域では、新築や増築、土地を分けて複数の宅地として利用する場合などに届出が必要になることがあります。
ただ、住宅を購入する方がこうした制度をすべて覚える必要はありません。
大切なのは、
「同じ所沢でも、土地によって建物のルールが違うんだな」
と知っておくことです。
「建ぺい率」「容積率」も、意味が分かれば難しくありません
物件情報を見ると、
建ぺい率:60%
容積率:200%
といった数字が書かれています。
「何の数字?」
と思ったことはありませんか?
かなり簡単に説明すると、
建ぺい率 → 土地に対して、建物をどのくらいの広さで建てられるか
容積率 → 土地に対して、建物全体をどのくらいの大きさにできるか
を決めるためのルールです。
例えば、同じ広さの土地でも、こうした数字やその他の建築ルールが違えば、建てられる住宅の大きさや形も変わることがあります。
所沢市でも、用途地域が指定されていない「白地地域」に建ぺい率や容積率などの基準を定めています。
ここでも数字を暗記する必要はありません。
「土地には、建てられる建物の大きさにもルールがある」
まずはこれだけ分かっていれば十分です。
家を買う人にも用途地域って関係あるの?
「もう完成している建売住宅を買うなら、関係ないんじゃない?」
と思いますよね。
確かに、今建っている家の間取りが用途地域によって突然変わるわけではありません。
でも、家を買ったらそこで何年、何十年と暮らしていく可能性があります。
だから私たちは、今の建物だけではなく、周辺を見るための情報としても用途地域を知っておいて損はないと思っています。
例えば気に入った家の隣に大きな空き地があったら、
「ここって、どんな建物が建てられる地域なんですか?」
と聞いてみる。
もちろん、用途地域だけで将来何が建つかを断定することはできません。
それでも、その土地にどんな使い方が認められているのかを知る材料にはなります。
「用途地域」だけ見れば安心、というわけでもありません
ここも大切なところです。
土地や建物には、用途地域以外にもさまざまなルールがあります。
例えば先ほどの「地区計画」のほか、地域によっては建築協定が定められている場合もあります。
建築協定とは、簡単にいうと、その地域の住民などが、住みよい街を守るために建物について独自のルールを決めているものです。
所沢市によると、市内には現在9か所の建築協定があります。
ですから、
「用途地域だけ調べれば、その土地のことが全部分かる」
というものではありません。
だからこそ、分からないものを全部自分で調べようとしなくて大丈夫です。
建売住宅を見るときは、この3つだけ聞いてみよう
用途地域や地区計画など、難しい言葉を全部覚える必要はありません。
気になる建売住宅があったら、担当者に、
- 「このあたりは、どんな街づくりのルールがありますか?」
- 「この土地で、特に知っておいた方がいいことはありますか?」
- 「この周辺は、今後どんな使われ方ができる地域ですか?」
このくらい聞いてみれば十分です。
大切なのは、細かい制度を自分で調べきることではなく、
「この家だけでなく、この場所で暮らしていくイメージが持てるか」
を確認することです。
分からないことがあれば、担当者に聞きながら一つずつ確認していけば大丈夫です。
まとめ|家だけではなく、「その家が建っている場所」も見てみよう
家を購入するということは、その建物だけではなく、その場所でこれから暮らしていくということでもあります。
だから、
「この家、好き。」
と思える物件に出会ったら、もう一歩だけ踏み込んで、
「この場所には、どんな街づくりのルールがあるんだろう?」
と確認してみてください。
用途地域や建築制限を覚える必要はありません。
分からないことがあれば、聞けば大丈夫です。
「この土地ってどうなの?」くらいからご相談ください
物件資料に「用途地域」「建ぺい率」「容積率」と書いてあっても、
「正直、何を見ればいいのか分からない。」
という方も多いと思います。
そんな状態で大丈夫です。
モクゾウ建売ビルダーズでは、家の間取りやデザインだけでなく、その土地にどんなルールがあるのかも、できるだけ難しい言葉を使わずにお伝えします。
「この家がちょっと気になる。」
「隣の空き地が少し気になる。」
「土地は気に入っているけれど、建ぺい率や容積率の見方が分からない。」
そんなところからでも、お気軽にご相談ください。
土地だけを見ても、そこでどんな暮らしができるかはなかなか想像しにくいものです。
だからこそ、土地の条件や周辺環境、その先に建てられる住まいまで一緒に整理しながら、
「ここなら、自分たちらしい暮らしができそう。」
と思えるそんな住まい探しをお手伝いします。
