所沢で家を買う前に確認したい3つのハザードマップ|洪水・内水・土砂災害の見方
「この家、すごくいい。でも災害のことまで見た方がいいのかな?」
間取りもいい。
価格も予算内。
駅や学校にも近い。
「ここ、いいかもしれない。」
そんな建売住宅を見つけたときに、もう一つだけ確認してほしいことがあります。
それが、その場所のハザードマップです。
気象庁は8月26日、関東甲信地方では26日昼過ぎから27日にかけて大気の状態が非常に不安定となる見込みとして、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水などへの注意・警戒を呼びかけています。
こうした状況を受け所沢市では、
「自宅や周辺が危険区域に入っていないか、事前に各種ハザードマップで確認すること」を案内しています。
「ハザードマップって、家を買った後に見るものじゃないの?」
と思う方もいるかもしれません。
でも私たちは、むしろ家を選んでいるときにこそ、一度見てほしい情報だと思っています。
しかも、確認するのはそれほど難しくありません。
所沢で住宅を探すなら、まずは「洪水」「内水」「土砂災害」の3つを見てみましょう。
まず知っておきたい。「洪水」と「内水」は違います
ここは少し分かりにくいところです。
「どちらも水に浸かる話でしょ?」
と思いますよね。
簡単に分けると、
洪水 → 川からあふれた水による浸水
内水 → 大雨を下水道や側溝などで排水しきれずに起こる浸水
です。
つまり、
「近くに大きな川がないから、水害は大丈夫。」
とは限りません。
だからこそ、洪水ハザードマップだけではなく、内水ハザードマップも一緒に確認することが大切です。
所沢市も、この2つを別のハザードマップとして公開しています。
① 洪水ハザードマップ|川があふれた場合を確認する
まずは所沢市洪水ハザードマップです。
所沢市では、
柳瀬川・東川・不老川
が氾濫した場合に浸水が想定される範囲と、避難場所を確認できます。
地図を見るときには、
「色が付いているか」
だけで終わらせず、
どのくらいの浸水深が想定されているのか
近くの避難場所はどこなのか
自宅からどう移動するのか
まで確認しておくと、より実用的です。
なお、所沢市自身も、ハザードマップで着色されていない場所でも、雨の降り方や土地利用の変化などによって浸水する場合があると注意を促しています。
② 内水ハザードマップ|「川の近くじゃないから大丈夫」の前に
次に確認したいのが内水(浸水)ハザードマップです。
大雨が降ったとき、下水道や側溝などで雨水を排水しきれず、道路や宅地などが浸水することがあります。
これが「内水」です。
所沢市の現在の内水ハザードマップは、2016年度から2024年度までの水害履歴を基に浸水被害箇所を地図化したものです。
将来の浸水を予測した地図ではなく、表示されていない場所でも浸水する可能性があることには注意が必要です。
だから住宅を検討するときには、
「この物件の周辺では、過去にどのあたりで内水被害が確認されている?」
という見方ができます。
③ 土砂災害ハザードマップ|がけや斜面がある場所を確認する
3つ目が土砂災害ハザードマップです。
所沢市では、埼玉県によって指定された土砂災害警戒区域・土砂災害特別警戒区域を確認できるようにしています。
特に、
「物件の近くに斜面がある。」
「高低差のある土地が気になっている。」
という場合には、一度確認しておきたい情報です。
なお、所沢市の土砂災害ハザードマップ本体は2016年作成で、その後2017年に上山口地内で警戒区域が1か所追加されています。
市のページには最新の警戒区域・特別警戒区域一覧も掲載されているため、古い地図だけで判断せず、最新情報も合わせて確認することが重要です。
大切なのは「所沢は安全?」ではなく「この家はどう?」
ここが、今回いちばんお伝えしたいところです。
ネットで家を探していると、
「所沢 災害」
「所沢 洪水」
「所沢 安全」
と検索したくなるかもしれません。
でも、住宅選びでは、
「所沢市は安全ですか?」
という大きなくくりだけでは判断できません。
同じ所沢市内でも、土地の位置や周辺環境によって、ハザードマップ上の状況は異なります。
だから気になる建売住宅を見つけたら、
その物件の住所をハザードマップに当てはめて確認する。
これが基本です。
所沢市の洪水ハザードマップについてはGISも案内されており、地番検索ができ、地図を拡大して区域の境界を確認しやすいと市が説明しています。
「色が付いていたら買ってはいけない」でもありません
ハザードマップを見ると、
「色が付いていたら、その物件はやめた方がいいの?」
と不安になるかもしれません。
ここも、単純には判断できません。
ハザードマップは、想定される災害リスクを知るための情報です。
例えば洪水なら、
どの程度の浸水が想定されているのか。
建物はどのような場所に建っているのか。
避難場所はどこなのか。
どういう経路で避難できるのか。
こうした情報まで確認したうえで判断することが大切です。
反対に、色が付いていないからといって「絶対に水害が起きない」という意味でもありません。
国土交通省も、不動産取引における水害ハザードマップの説明について、対象物件が浸水想定区域に該当しないことだけで「水害リスクがない」と購入者が誤認しないよう配慮を求めています。
怖がるためではなく、知ったうえで選ぶために見る。
このくらいの気持ちで確認するのがいいと思います。
実は、不動産契約でも水害ハザードマップは重要な情報です
水害リスクは、住宅購入において正式に重要な情報として扱われています。
国土交通省では、不動産取引時の重要事項説明で、水防法に基づく水害ハザードマップを提示し、対象となる宅地・建物のおおむねの位置を示すことを宅地建物取引業者に求めています。
ただ、
「契約するときに説明してもらえばいい」
では、少しもったいないと思います。
その頃には、すでに物件をかなり気に入っている可能性がありますよね。
だからこそ、
気になる物件を見つけた段階で、一度確認しておく。
その方が、落ち着いて住宅を比較できます。
まとめ|ハザードマップも「家選びの条件」のひとつに
家を探すときには、
価格。
間取り。
駅までの距離。
学校。
買い物環境。
いろいろな条件を比較します。
そこにもう一つ、
「この場所には、どんな災害リスクが想定されている?」
という視点を加えてみてください。
所沢市では現在、洪水・内水・土砂災害などの情報を公開しています。
大切なのは、不安になることではありません。
分からないまま家を選ばないこと。
知ったうえで、
「ここなら自分たちは納得できる。」
と思える住宅を選ぶことです。
モクゾウ建売ビルダーズは、「その土地で暮らすこと」まで考えます
私たちが考えたいのは、建物の中だけではありません。
「この間取り、使いやすそう。」
「このデザイン、好き。」
それと同じくらい、
「この場所で、家族が安心して暮らしていけそうか。」
ということも大切だと考えています。
気になる物件があるけれど、
「ハザードマップの見方がよく分からない。」
「この色はどういう意味?」
「洪水と内水、両方確認した方がいい?」
そんな疑問があれば、最初から全部理解している必要はありません。
「この物件は大丈夫かな?」くらいのご相談でも大丈夫です。
物件と一緒に、一つずつ確認していけば大丈夫です。
私たちは、良いところだけをお伝えして購入を急いでもらうのではなく、気になることや不安なことも一緒に確認したうえで、ご家族が納得して選べることを大切にしています。
どんな些細なことでもぜひ一度ご相談ください!
